コロナの影響で、外出する時にはマスクを必ず装着するようになりましたね。
マスクって「表と裏」はどっちが正しいのか?
と、ふと疑問に思ったので調べてみました!
そうすると、「表と裏」だけでなく、マスクの性能や正しい選び方がわかりましたので、まとめてみます!
マスクの種類
私たちが普段装着しているマスクは家庭用マスクと言われるものです。
その、家庭用マスクの中でも種類があります。
マスクの形状は、大きく分けて3 つのタイプがあります。1つ目は、マスクの代名詞ともいえる平面的な「平型マスク」。2つ目は、立体的になるプリーツ構造を採用した「プリーツ型マスク」。そして3 つ目が、顔のラインに沿った形状で密着性を高めた「立体型マスク」です。
形状や素材の利点を活かしたこれらのマスクには、それぞれに多くの特徴があります。使用目的はもちろんのこと、付け心地や顔との密着性などを考慮したマスク選びをすることで、捕集や飛散防止といったマスクの効果を格段に高めることができます。
平型マスク
一般的なガーゼマスクといえる平型タイプの魅力は、高い保湿性と保温性です。マスク本来の捕集や飛散防止といった機能に加え、睡眠時やエアコンの効いたオフィスなどで、乾燥からノドを守るのに役立ちます。また、天然素材である綿織物を使用しているのも特徴です。(平面とも言います)
プリーツ型マスク
顔前部にフィットし、圧迫感を与えません。前面がプリーツ状になっているため、口の動きにも柔軟に対応。マスクをしたまま話をしてもズレにくいのが特徴です。また、プリーツを上下に広げて装着することでマスクと口の間に空間が生まれ、呼吸がラクに行えます。
立体型マスク
人間の顔の形に合わせてデザインされているため、隙間なくピッタリとフィットします。マスクと口元の間に空間ができるので、装着時の息苦しさやしゃべりにくさが大幅に緩和されます。また、女性にとっては、口紅うつりが少ないのも大きな魅力といえるでしょう。
みなさんも普段見かけている種類ですね。
今回は、見分け方を知らないとややこしい『プリーツ型マスク』について書いていきます!
マスクの構造
まずはプリーツ型マスクの基本的な構造についてお話します。
家庭用、医療用で普及している不織布マスクの基本的な構造は、下図のような構造です。
不織布製のマスクは、外側の表面不織布、内側の額に触れる不織布、
中間に挟んだフィルター機能を有する不織布で構成されます。
不織布の網目の大きさで捕集するだけでなく、中間層のフィルター不織布に捕集機能を
発揮する加工(帯電加工)を施すなど、各素材に最新の技術を採用した不織布で構成しています。
このように、不織布を重ねてマスクは出来上がっています。
マスクの性能
不織布マスクは細菌・ウイルス・花粉などの粒子を通さないために作られています。
各粒子の大きさはそれぞれ以下の通りになっています。
名前 | 大きさ ㎛(マイクロメートル) |
---|---|
ウイルス | 0.1~0.5 |
細菌 | 1.0 |
飛沫 | 3.0~5.0 |
花粉 | 30.0 |
PM2.5 | 2.5以下 |
※㎛=0.001mm
マスクの性能は、より小さな粒子を通さないほど高いとされています。
このようなマスクのフィルター性能を評価するため、一般的な製品は次のような検査が行われています。
■ BFE:バクテリア(細菌)ろ過効率
約3.0㎛の大きさの細菌を含む粒子をどれだけカットできるか示したものです。つまり、「BFE99%」との表記があれば、3.0㎛の大きさの粒子を99%の確率でカットすることができるということ。細菌による感染症や花粉症を予防する効果は高いと考えられます。■ PFE:微粒子ろ過効率
約0.1㎛の大きさの粒子をどれだけカットできるか示したもの。PFEが高値であればあるほどインフルエンザウイルスなど粒子が非常に小さな病原体もしっかりカットすることができるということです。■ VFE:ウイルスろ過効率
約1.7㎛の大きさの粒子をどれだけカットできるか示したもの。一般的なウイルスやウイルスを含んだ飛沫などの遮断効果を示しています。
これは商品の箱なんかにも必ず記載されているので、こちらを基準にマスクを選ぶことも重要です!
マスクの表と裏の見分け方
マスクは折りたたみ方で2種類のマスクがあります。
それぞれでの表と裏の見分け方を紹介していきます。
階段式プリーツマスク
折り目の谷間が下を向く側が表面(外側)です。
粒子が溜まりにくくなるように、折り目が下向きになっています!
横から見るとこのような形が表面(外側)になります。
Ω(オメガ)式プリーツマスク
折り目の中心が高くなるのが表面(外側)です。
マスクの中央部分を外側にふくらませることで、中のスペースを広くして呼吸しやすくなっています!
外側に広がるので、マスクが口に付きにくい!
横から見るとこのような形が表面(外側)になります。
ひもの付いている位置での判断はNG!
私もずっと間違っていたのですが、ひもの付いている位置で表と裏を判断していました。
ひもの位置で判断すると、メーカーによって折り目がバラバラになっています。
一概に言えませんが、ひもの付いている位置は外側に来ることが多いですが、折り目の向きで判断した方がいいと思います!
ロゴでも見分けられます
もう一つ、分かりやすいのはマスクの下側に文字やメーカーのロゴなどが付いているものがありますね。
その場合は、付けてみて相手から読める方向が正しいです。
裏だと文字がひっくり返って読めないですね。