なぜか分からないですけど、子供のころって不思議な体験をしていることってありますよね?
それが今考えると、ゾッとする怖さがあったりします。
今回はそんな体験を書いていこうかと思います。
夜中に目が覚めると・・・
1番最初に体験したお話です。
当時、7~8歳くらいのころでしょうか?私は6畳くらいの部屋で寝ていました。
まだ完全に1人で眠ることが怖い私は隣の部屋に寝ている父親にふすまを開けてもらい、目に見えるところで寝てもらっていました。
そしてある日、眠っていたところ夜中に目が覚めました・・・
なぜでしょう?
人の気配がするのです・・・・
なにか見られているような感覚を感じ、そちらを見ました。
1mくらいの距離から私を見下ろす女性の姿があったのです・・・
当時、おばけは怖いと思っていたものの、特に恐怖を感じることなく少しの間、目を合わせ続けていました。
そして、ふと
『あれ?この人誰なんだろう?』
と思いました。
そして、すぐ父親の寝ている方向に顔を向け、「お父さん・・・?」
と、呼びかけます。
父親は熟睡しているのか、返事はありません。
そうすると、視界の端に捉えていた女性の姿が大きくなってきました…
近づいてきているのです・・・
そのことがわかった途端に恐怖を感じましたが、もうすでに近くに来ているため対処のしようがありません・・・
気が付くと女性は、かがんで私の顔を覗き込んできました。
そして、私の顔を確認したのか、ゆっくりうなずき最初に立っていた場所まで音もなく戻りました。
その直後、気配が消えそちらを見ると何も居なくなっていたのでした・・・
息を吹き返した〇〇〇〇
みなさんは「ファービー」というおもちゃを知っていますか?
こんな感じの可愛らしい雰囲気に加えて、話しかけたり手に持ったりすると、色々な言葉を話してくれます。
そんな可愛いおもちゃに起きた不思議体験です…
当時、小学生だった私は大人気だったファービーが欲しくて買ってもらいました。
それでも飽き性な私は、すぐに飽きてしまいどこかへ放置していました(笑)
やがて時が経ち、中学生になったころに震度5近くの地震がありました。
夜中の地震だったため、寝ぼけながら慌てて起きたことを覚えています。
その地震はかなりの揺れで、ベッドで寝ていた私のすぐ横を天井に固定していた本棚が倒れてきました・・・
本棚が倒れてきたことにかなり焦りましたがその直後、足元側にある小さな押し入れからも物が落ちる音が。
そして、その瞬間・・・
『ウワァーーーーーーー』
と、声が聞こえたのです・・・
おそるおそる押し入れを開けてみると、そこには「ファービー」がありました。
なんだ、ファービーかぁ。焦ったな。
なんて思った時に、疑問が生まれました・・・
「なんで、5~6年前のファービーが今しゃべったんだ?」
そんな前のおもちゃなら当然電池切れになっていてもおかしくありません…
現に今ファービーは何もしゃべらないじゃないか…
さらに、恐ろしいことに気が付きました。
【スイッチが入ってないんです】
その後、スイッチを入れてもうんともすんとも言わないファービー。
あの時、聞こえた「声」はいったい誰のものだったのでしょうか・・・
隣に越してきた親子
当時5~6歳ころ、隣の家に母と娘の親子が引っ越してきました。
母親の方は若く、30代前半だったかと思われます。
娘の方は当時の私と同い年くらいで日中はよく遊んでいました。
2人とも、おそろいの白いワンピースを着ていたのが印象に残っています。
ある日では、3時のおやつにと家に招かれて一緒にお菓子などを食べたこともありました。
そんな親子ですが、気づけば本当にいつの間にか引っ越ししていなくなっていたのです。
ちょうどその時期に、小学校へ入学したのでいなくなったことを気にしていませんでした。
そして、時が経ち・・・
ある時に、父親に「そういえば、昔隣に引っ越してきてすぐいなくなった親子いたよね?」
なんて話をしました。すると父親は、
『あの家に人が住んでいたことないぞ?』
さらに
『あの家は休憩小屋みたいな形で人が休憩することができても、物置みたいに物があふれているから人なんか住めないよ』
と言われました。
あの時の親子の事を知る人は私しかいませんでした。
言われてみると、あの親子が引っ越ししてから我が家では怪奇現象が起きているような・・・
それは、またいずれ書くかもしれません・・・
隣の家へ肝試し
【隣に越してきた親子】で登場した隣の家が今回の舞台です。
親子が引っ越しして数年、誰も住んでおらず子供たちの間ではある噂が流れました。
【あの家にはおばけが出る】
単純に誰も住んでないのに取り壊されておらず、不気味だからという理由で噂が流れたんだと思います。
誰かが行った訳でも、見たという話を聞いた訳ではありませんでした。
そうなると、誰かが噂の検証をしなければ・・・と子供たちの間でなりました。
家が近いからという理由で、真っ先に私が選ばれます…
それと言い出しっぺのAくん、そしてAくんと私と仲が良かったBくん
の3人で行くことになりました。
そうは言っても、まだ小学生の私たちは夜中に検証するなんてできるはずもなく、学校終わりの夕方にその家に向かうこととしました。
当時、怖がりだった私(今もか?)は、何かあればすぐ自分の家の人に言えるからと誤魔化し、外で待機することにしました。
その家は、2階建てで玄関から入ってすぐ右に曲がると台所、そこを曲がると階段があり、登ると大きめの窓があり、玄関側を見下ろすことができます。
かなり古いその家は不気味な雰囲気があり、夕方でも恐怖感を感じました。
Aくん「よし、じゃあ行くぞ。」
Bくん「う、うん。」
と2人は家に入っていきました。
入ってすぐの台所ですが、小さめの窓が付いているので外から見ている私にも2人の人影が動いているのが見えます。
そうすると階段のある奥の部屋へ消えていきました。
2人の姿が見えなくなり、少しすると2階の窓に人影が見えました。
「あ、2人とも2階に上がったんだな。」
と、ぼんやり見ていると人影がこちらに気づいたのか、手を振ってきました。
ずいぶんと余裕だななんて思いながら手を振り返した直後・・・
『うわぁぁぁぁぁぁぁっぁ!!!!』
という叫び声と共に2人が玄関から飛び出してきました。
私は驚き、半泣きになった2人に何があったのかと尋ねると、
2人が台所の部屋を過ぎ、階段を登ろうとしたところ、通り過ぎてきた台所の方から食器の割れる音がしたと…
2人は驚き、台所の様子を見に戻り食器が割れていないのを確認しつつ、怖くなったので戻ろうと玄関まで来たところでまた台所から食器の割れる音が聞こえ、叫びながら玄関から飛び出したそうです…
それを聞いて怖くなったのは私です。
改めて、2人に確認を取りました。『2階には行っていないの?』と
2人とも「階段を登るなんて、そんな余裕はなかった。」
じゃあ、あの人影は・・・?
と、2階の窓を見ましたが、今度はなにも居ませんでした。
2階で人影を見たと2人に話をし、「あの家は本当におばけが出る」と学校でも噂になり、肝試しするような子供も出ませんでした。
そうこうしているうちに、その家は取り壊されました。
当時、誰にも言えませんでしたが、あの時見た人影・・・
白いワンピースを着ていたように見えたんです…
おまけ!:笑える怖い話
注:このお話は、おばけは出てきません…
子供のころ、怖がりだった私は夜中にトイレに起きた時には、全速力で部屋から飛び出しトイレで用を足した後も全速力で部屋に戻るということをしていました。
そんな自分ですが、親戚の叔母の家に泊まることになりました。
その親戚の家は結構古く、いとこのお姉ちゃんたちから
「この家おばけ出るんだよ」
なんておどかされていました。
その家は2階の部屋は2部屋しかなく、私が泊まった部屋ともう1つは叔母が眠っています。
部屋を出るとすぐ右手に階段があり、少し降りたところから右に曲がりながら下ります。
降りてすぐのところにトイレがあります。
そして、私は夜中に目が覚め、トイレに行きたくなりました・・・
当然怖いのですが、尿意には勝てずいつものように、全速力でトイレに向かいました。
用を足し終え、戻ろうとした時ふといとこのお姉ちゃんたちの言葉を思い出してしまいました。
「この家おばけ出るんだよ」
さらに怖くなった私は急いで戻ろうと階段を登り、角を曲がったところ、気配を感じました・・・
上に誰かいる・・・
叫びそうになるのをグッとこらえ、恐怖と戦っていると電気がつきその先には、
寝起きの叔母が立っていました・・・
私は驚き、階段から転げ落ちてしまいました・・・(笑)
私が全速力で階段を下りる音で目が覚めたそうです・・・
まとめ!
いかがでしたでしょうか。今回は自分の体験した怖い話をお話させていただきました。
まだ、怖い体験はあるので機会があればまた書いていこうと思います。
何より一番怖かったのは人間(叔母)でした。(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました。